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介護分野の「特定技能」受け入れ現状・要件・方法・注意点⑧

2021年10月19日

介護分野の「特定技能」の取得要件

介護分野の「特定技能」に申請するには、外国人が技能水準と日本語水準の条件を満たさないといけません。次の試験に合格すればそれらが満たされていると判断されます。

・介護技能評価試験
・介護日本語評価試験
・日本語能力試験N4レベル、または国際交流基金日本語基礎テストA2レベル

介護技能評価試験

介護技能評価試験とは、厚生労働省が主導する介護分野における特定技能外国人の技能水準を測定する試験です。試験問題は、厚生労働省が選定した業界で代表的な団体が作成するので、試験の信頼性は高いと言えます。

試験の問題は4つのカテゴリーから出されます。技能水準を全面的に測定するため、学科試験と実技試験があります。

①介護の基本
介護における人間の尊厳と自立、介護職の役割職業倫理、介護サービス、介護における安全の確保とリスクマネジメントの4つの項目がテストされる
②こころとからだのしくみ
からだのしくみの理解と介護を必要とする人の理解に対して評価する
③コミュニケーション技術
コミュニケーションの基本と、利用者やチームメンバーとのコミュニケーションについて出題される
④生活支援技術
移動の介護、食事の介護、排せつの介護、みじたくの介護、入浴・清潔保持の介護、家事の介護の6項目がテストの対象となる