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介護業界の現状②

2021年9月30日

前回に引き続き、介護業界の現状についてお話します♪

厚生労働省老健局の資料(※2)によると、介護関係職種の有効求人倍率は一貫して上昇を続けており、平成30年度には3.95に達しています。つまり、介護福祉施設への就職を考えている人材1人あたり4件近くもの求人があるわけです。同年の全職種平均の倍率1.46と比べるといかに大きいかがわかります。

介護事業所の意識調査でも従業員が不足しているという回答が多く、平成29年度には「大いに不足」「不足」「やや不足」と答えた事業所の割合は66.6%となっています。従業員不足の事業所の大半が採用に困難を感じており、困難の理由として過半数が「同業他社との競争が厳しい」ことと「他産業に比べて労働条件などがよくない」ことを挙げています。転職・離職の割合も大きく、勤続3年未満で離職する人が6割を超えている状況です。

※2:厚生労働省老健局「介護人材の確保・介護現場の革新」
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000531297.pdf