技能実習、留学生から「特定技能」へ。国内の外国人が移行するケースとは?⑪
2021年12月7日
外国人介護人材が拡大するチャンスに
今後、技能実習生として他業種で就労する外国人が、技能実習2号を修了後、特定技能1号(介護)への移行を考えるケースが増えることが予想されます。
技能実習生の立場から引き続き日本に在留し続けるには、技能実習期間中に特定技能の試験(介護日本語評価試験、介護技能評価試験)に合格する必要があるためハードルが高いと思うかもしれませんが、技能実習生に向けて介護教育を無料で支援する会社も現れています。必要とされる業種の人材を育成し、多くの人材を就職させることで紹介料を得られるからです。
介護の現場では、介護のスキルとともに高齢者とのコミュニケーション能力が要求されます。特定技能の試験や日本語の試験に合格しているのは当然ですが、どれだけ日本語でコミュニケーションが取れるのかを確認することも大切です。
いずれにしても、在留資格を移行して、できるだけ長く日本で働きたい外国人材が介護分野に流入し、外国人介護人材が増える大きなチャンスといえます。